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2006年5月 8日 (月)

若かった頃

今日は眠れない。外は雨。こんな日は昔を思い出す・・・・。

話は、私が17歳の時に遡る。

当時私は高校を2年で中退した。

中退した私は親の商売もあり必然的に建築の世界に飛び込むことになった。

工事現場でサッシュの取り付け職人として見習い中であった。

しかし、歳は16。まだ遊びたい年頃。

私は思い切って、バイクの免許を取り400ccのバイクを新車で買った。

HONDAのVFR400R、色はSEED カラー(今はないが当時SEEDというレーシングチームがあったのだ)

Bike

週末になるとツレと万博跡地に残ってる遊園地の駐車場に行っていた。

そこでは、毎週末の夜中になるとミニレースが行われ、皆が練習する場でもあった。

しかし、コースは小さいので50ccクラスのバイクしか走れない。

私のは大きいので、いつもツレと話をしにいくだけだった。私はミニレースよりも、万博跡地の外周道路をタイムトライアルで走る事にはまっていた。

時は1月28日、燃料を満タンにして準備万端である。

ツレがタイムを計り、いざスタートする。

1週目、タイヤがまだ温まらない。

2週目、なかなかいい具合である。

3週目、全開走行・・・・。

直線で時速170を超えている。その時、わき道から合流する車が・・・

車は車線をいっきに飛び越えて、私の走る車線にきた。

私は急ブレーキをかけて減速を試みる。しかし、冬の冷たい路面はタイヤのグリップを奪う。一瞬にして目の前が暗くなる。

私はジャックナイフと言う現象を起こし、前のめりに吹っ飛んだのである。

時速170オーバーで吹っ飛ぶ、滞空時間は長く感じる。

距離にして100m程だろうか、ようやく着地するが勢いは止まらない。

さらに50m程滑り、転がり、歩道の縁石にぶつかり止った。

体が思うように動かない。その時、何かがガリガリ音を立てながら近づく。

首だけを振り返ると、バイクが轟音と火花を散らしながら横を通り過ぎてゆく。自分の事より、バイクが辛かった。

バイクの方に行こうと思って起き上がろうとしたが、下半身が思うように動かない。足をよく見ると、右足があさっての方向を向いている。(汗)

そう、右足は太ももからポッキリと折れていたのだ。

しばらくすると事を聞きつけた仲間がやってくる。30人ほどに囲まれて、皆が心配してくれるが恥ずかしい・・・。

救急車が到着し、病院に運ばれる。

病院で、看護婦さんが服を脱がせる。下は大腿骨(太もも)を骨折しているので、足が腫れ上がり脱げない。

看護婦は迷わず、ズボン・パンツを切る。しかし、すぐに治療が出来ずにスッポンポンの状態で30分程ほったらかし・・・恥ずかしい。

結局、数日後に手術し、今でも私の右足には20cmほどの傷跡が残っている。

この事故で3ヶ月半ほど入院し、仕事は4ヶ月休んだ。

バイクは原型を留めておらず、修理するより買い換えた方が安いと言われて廃車にした。

新車で買って半年で廃車。バイクは無くなったが、残ったローンを1年半払い続けた。

若かりし頃の、ほろ苦い思い出である。

雨が降る日は、古傷が痛む。

傷をさすりながら、昔を思い出す今日この頃である。

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コメント

神に感謝の話ですね。時速170km、バイクの事故、命が有るのが不思議ですよ。生死の境をさ迷った人間は強いですよ。神がそのお力をお与え下さってます。汝、恐れたもうな、何事も懺悔によって、神を汝を、お救いするであろう。
汝、懺悔じゃ、懺悔じゃ(笑)せいたさん、奥さんILOILOでしたっけ?だから、色々有るんですね?下手?(笑)

投稿: G | 2006年5月 8日 (月) 06時39分

Gさん、ILOILOじゃないですよ~。
でも、Gさんの洒落のセンスには感服いたします(笑)
懺悔はし過ぎて、もうありましぇ~ん(汗)

投稿: せいた | 2006年5月 8日 (月) 21時59分

170kmで命があるのは感謝せればねぇー

障害物があったら終わりでしたね

投稿: Reaco | 2006年5月 8日 (月) 22時21分

みんなに言われましたね。
バカな事してたな~と思いますよ(汗)

フルフェイスのヘルメットは20cmぐらいひび割れてましたから。

投稿: せいた | 2006年5月 8日 (月) 22時48分

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